肥後・熊本といえば昔から栄養豊富な土壌といくつもの河川に恵まれた水の国。内陸的な気候風土もメロンの栽培には最適です。早くからこの地でのメロン栽培に取り組んできたのがメロン育種家の松井農園とその活動に賛同いただいた熊本県農家の皆さんでした。
何年にも渡った研究は、甘くて美味しいメロン栽培に成功し、熊本農家さんへの感謝と尊敬の意を込めて「肥後グリーン」と名付けられました。熊本を代表する青肉メロンです。熊本の土壌に合わせて育まれたメロンです。美味しくないわけがありません。
肥後グリーンは、他のマスクメロンに比べてひとまわりも大きく育ちます。それは、熊本の気候風土との相性がいい証拠でもあります。
ストレスなく育ったメロンは、糖度も高く肉厚。温室栽培の高級メロンと比べてもむしろ価格の差が不思議なくらいです。メロンはどちらかといえば栽培が難しく、それが価格に反映されがちですが肥後グリーンは熊本の気候風土にしっかり馴染んでいるため、適正価格で美味しいメロンが供給できるというわけです。
果物の場合、甘さは糖度で示されることが多くなってきました。
でも糖度の高さがイコール甘さ、というわけでもないようです。
ブドウや柑橘類などは糖度が高くても酸味が強くそれほど甘く感じられない場合も多いようです。
その点メロンは糖度がしっかりと反映される果物の一つ。
メロンの平均糖度は14程度と言われます。これでも十分な甘さですが、肥後グリーンの糖度は16が標準。
中には18を超えるものもあるほど。大きく育って、追熟するメロンの特徴が肥後グリーンにはしっかりと現れるようです。
日本ではメロンは赤肉と青肉に大別されます。 赤肉はどちらかといえか肉が柔らかく芳醇でより甘く感じられます。 青肉は、果肉が比較的引き締まってシャキッとして口当たりも良い。 アイスクリームや生クリームなどとの相性も良く、 しっかりとした味わい感があります。 肥後グリーンは典型的な青肉。 濃い緑の皮やキメの細かなネットの模様も、 青肉メロンの特徴をよく示して表しています。
５月〜７月は、肥後グリーンが最出荷を迎える旬の時期。これは昼夜の温度差に秘密があります。 昼間は十分な日照と適度な温度でしっかりと光合成を行い、栄養分を蓄えます。 逆に夜は温度が低くなることで栄養分の消費を抑えて果実の中に甘みをしっかりと蓄えてくれます。 そんな熊本の風土があればこその肥後グリーンというわけです。
昔から、お中元やお見舞い品にはメロンと相場が決まっていましたよね。 それには立派な理由がありました。 メロンはベータカロテンやビタミンなどの栄養価が高く、 リラックス効果の高いギャバなどの成分のほか、 コレステロールを下げるペクチンや腸内環境を整える 食物繊維なども豊富に含まれています。 その上、この美味しさです。 夏バテ、病気で食欲がないときでもメロンなら ペロリと平らげられる、 そんな優しさからメロンが贈られるようになったのかもしれません。
熊本の豊かな土壌・風土に合わせて開発されたのが肥後グリーン。
それは、土地との相性が良くスクスクと大きく育つから。
確かな品種改良たっぷりの愛情熊本の気候風土
青肉メロンならではのしっかりとした果肉も特徴の一つ。
どうして5月６月７月が最出荷時期なのか、考えてみよう。
それだけ栄養価が高く、美容にもいい健康食品でした。
